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宝珠院 (南房総市)[ほうじゅいん]
宝珠院(ほうじゅいん)は、千葉県南房総市府中にある、真言宗智山派の寺院。山号は金剛山。寺号は神護寺。本尊は地蔵菩薩。 == 概要 == 寺伝によると、1404年(応永11年)宥伝の父が仏教に帰依して、私財を投じて寺院を創り、宥海を開山導師として招き、実乗院と称したのが始まりという。その後、宝珠院と改めた。里見氏から寺領275石余、徳川氏から203石余の寺領が安堵された。江戸時代、安房国真言宗寺院の触頭として284箇寺を支配していた。また、安房国で唯一、真言宗の学問所(檀林)が置かれていた。当時、林光院・徳蔵院・西光院・本覚院の塔頭が4院あった。西光院の本尊として安置されていた、十一面観世音菩薩が残る。1894年(明治27年)醍醐寺の末寺であったが、現在は智積院の末寺である。1923年(大正12年)関東大震災により、山内諸堂が倒壊し多くの寺宝を失ったが、現在は県指定の文化財3点、市指定の文化財12点を所蔵している。
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